ゲラン(Guerlain) ジャルダン バガテール EDT

先日、義両親宅のリビングに飾られていた水仙の香りを嗅いだからだろうか。

久しぶりに、古い古いゲランの香水を嗅いでみたくなり。
取り出してみたら、急に下がった気温のおかげか、
今までになく好みの香りに感じました。

というわけで、勢いに乗ってレポしておきます。

虜になるようなチュベローズの香り

Guerlain/JARDINS DE BAGATELLE EDT 4.2 FL. OZ.
ゲラン/ジャルダン バガテール オードトワレ　125ml

ジャルダン・バガテールは、ブローニュの森のはずれにある庭園。四季を通じ、様々な花々が咲き乱れるとても美しい場所です。このフレグランスの初夏の風のように軽いフローラルノートは、光の反射にも似て、いきいきと輝くように香り立ちます。ジャスミン・ガーデニア・チュベローズ・ローズ・ネロリなど、たくさんの白い花々のブーケは、明るく快活で可憐な女性達を想わせ、太陽の下で奏でられる音楽や、軽快なダンスステップのように、心の底から安らげる優しさに満ちています。

香調

ミドルノート：チュベローズ、ガーデニア、ジャスミン、ネロリ
ラストノート：ウッド
香調：フローラル

ゲランの香水好きの間でも、根強い人気のジャルダン バガテール。
なんせ入手困難なので、苦労して手に入れたものの
チュベローズとガーデニアの香りの主張の強さに参ってしまい
「あぁ、私ガーデニア苦手かもと思っていたけれどこれは決定打だわ。
しかもチュベローズも女女し過ぎてダメだ･･･」
と撃沈していたのです。

豪華で、女っぽくて、非現実的な夢を見せてくれそうな香りでも
私はジャンパトウのJOYや1000のほうが何万倍も好きだわ、と。

とはいえ、興味はあったので（この時点ですでにチュベローズに魅せられていた可能性がある）
参考になりそうなサイトをいくつか見ていたら
「女っぽいとはいえ、チュベローズはどちらかというと娼婦の香り。
貴族の女性などが付けるのはバラの香り。」
というようなことが書かれていて、非常に納得した覚えがあります。

※画像はウィキペディアよりお借りしました

ちなみに、チューベローズはバラとは別物。
月下香（げっかこう）の和名を持つリュウゼツラン亜科の多年草です。

1983年に発表されたトワレは限定品。
すでに琥珀色になりつつあります。
この大きさでフラコンボトル（スプレーじゃない）とか、
使いにくいことこの上ない。

そして、あまりの香り立ちの良さと持続時間の長さに
てっきりEDPだと思っていたら、底に「Eau de Toilette」の文字を発見。
すごいな。

そんなわけで、ずっとしまったままになっていたジャルダン バガテールですが、
この冬、乾燥して室温がぐっと下がった時につけてみたところ
ガーデニアの香りが息をひそめ、チュベローズのキンキンした香りもすーっと柔らかくなり、
生っぽい花の香り（水仙の香りも）を感じました。

うん、自分の香りにするのは難しいけれど、
これなら妖艶過ぎずに、生の花の香りとして使えそう。
（でも出番はそんなに多くなさそうだけれどね）

とにかくトップの香りは相当強いです。
会ったことないけど、叶姉妹っぽい香り（笑）。
リアルファーの総ファーコートの下に、
艶めかしいツヤツヤのシルクのスリットドレスみたいな＾＾；
（多分隣にはグッドルッキングガイがいるんですよね分かります）

これが落ち着いてくるとちょっとトーンが下がり
（この表現が合っているのか不明ですが）
少しパウダリーさが出てきます。

もし、これをどこかに付けて行くとしたら
出かける数時間前に付けて、肌になじませておくほうが良いかも。

現在のJARDINS DE BAGATELLE

さてさて長くなりましたが、そんなジャルダン バガテールは
現行ではオーシリーズと同じこのボトルデザインになっています。
そして、EDTではなくEDPです。
スプレータイプの100mlです。

※画像はゲランHPよりお借りしました

そして、店舗限定。

取扱店

ラ ブティック ゲラン、新宿伊勢丹店、高島屋日本橋店、日本橋三越本店、高島屋玉川店

完全な私のイメージですが、
背の高い、顔立ちのハッキリとした、何ならちょっとつり目でキツそうにさえ見えるような、
そんな女性に似合いそうな香りです。
（つまり152センチ丸顔たぬき顔の私には全くイメージに合わない香りでした＼(^o^)／ww）