コンシーラーの使い分け☆
時々「オススメのコンシーラーを教えてください」という質問をされることがあるのですが、私もコンシーラージプシー歴が長いので、逆に良いコンシーラーがあれば教えてほしいです(笑)。
とはいえ、まぁまぁ使いやすいしオススメしたいコンシーラーはあるにはあるのですが、
・カバーしたい色
・カバーしたい場所
・カバーしたいもの(しみなど)のサイズ
・カバーしたいもの(しみなど)の濃さ
などなど、その条件によって一概に「これがオススメ」と言えないのがコンシーラー。
ですが、どういう風に選ぶものなのかが分かれば、たぶん自分の悩みに合ったコンシーラーに的を絞って、その中でさらに選び抜くことが出来るようになると思うので、今日は超基本的なコンシーラーの選び方と、私の手持ちのコンシーラー比較を。
(ただこれも本当に人それぞれなので、全部のシミ・アラのカバーにこれが当てはまるとは限りません)
目次
カバーしたい色
どんな色を打ち消したいのか、ということです。
ぱっと見には分からなくても、ちゃんとコンシーラーはどういった色をカバーするかによって微妙に色味が違います。
たとえば赤みを消すのが専門のコンシーラーは、いくらカバー力高めのねっとりとしたテクスチャーでも目元の黒クマなどはカバーできませんでした。
自分がカバーしたいシミやクマが何色なのか分からない!という方。
とりあえずピンポイントで濃いものなら「あまり明るすぎる色ではカバーしにくい」ということをまず覚えておくと良いと思います。
カバーしたい場所・サイズ・濃さ
表情を変えるときにシワが出来たり動きやすい場所また広い範囲には、ゆるいテクスチャーのコンシーラーがオススメです。
たとえば超有名なYSLのラディアントタッチなど。
(過去記事はこちら★)
目の周りや広い範囲に、練りタイプのコンシーラーを使うとヨレやすいです。
ペンシルタイプや練りタイプは、ピンポイント(狭い範囲)のシミのカバー向けです。
このタイプは比較的濃いアラもカバーしてくれるものが多いです。
逆にラディアント~みたいにサラサラ且つ光でアラを飛ばすイメージ(明るいタイプ)は、濃いシミをカバーするのは苦手です。
広範囲で、なおかつ周囲より少し暗いかな?という部分をワントーン明るくするときに使うのがオススメです。
手持ちのコンシーラーのそれぞれの用途
YSL ラディアントタッチ
YSL(イヴ・サンローラン・ボーテ) ラディアント タッチ
#2 ルミナスアイボリー 5,000円(税抜)
光を味方につけ、肌に透明感と立体感をもたらします。ひと筆で顔立ちを美しく演出する筆ペンタイプのマルチスポットハイライター。2.5ml
使う場所はこちら。
※画像はgoogleライセンスで改変後の再利用が許可された画像を加工しています
こういった筆タイプのコンシーラーはゲランからも出ているのですが、YSLのほうがよりサラサラな印象です。
個人的にはYSLのほうが乾燥しませんでした。
ただこの手のコンシーラーは乾燥が気になるという人も多いので、私はそこを逆手にとって(?)夏場だけTゾーンに仕込んでいます。
これはカバーというよりはハイライターとしてですね。
筆を横に滑らせるように、ボーダー状に仕込んでおくと、鼻筋の高い位置が明るくなるだけでなく、なんとなく皮脂浮きが押さえられるような気がして(笑)。
元々油分の少ない肌なので、冬場は少しツヤっぽさをプラスするためにTゾーンのハイライトはエトヴォスのミネラルハイライトクリー4ムを使います。
クマや口角のくすみを飛ばすのが得意。
唇の輪郭に仕込むと口紅を塗ったときに輪郭がぼやけず、また唇の厚みが左右で微妙に違う場合などは厚いほうの唇に少しかぶるように塗ることで補正できます。
NARS ラディアントクリーミーコンシーラー
NARS(ナーズ) ラディアントクリーミーコンシーラー
#1242 Vanilla 明るめの肌に。ほんのりピンクがかったピーチトーン
3,200円(税抜)
全5色
贅沢なまでにスムースなつけ心地で、肌にうるおいを与えながら、気になる部分を完璧にカバーするクリームタイプのコンシーラー。ひと塗りでなめらかにのびて肌になじみ、ヨレにくく長時間フレッシュな肌をキープし、自然で輝きのある肌に導きます。
パラベンフリー・アルコールフリー・無香料・ノンコメドジェニック
使う場所はこちら。
これも人気のコンシーラーですね。
(過去記事はこちら★)
チップタイプなので、いったん取り出して指かまたはコンシーラーブラシで乗せていきます。
テクスチャーはYSLよりも硬め、でもクリームファンでよりはゆるい印象。
結構ガッツリカバーしてくれるので、境目をぼかす作業を丹念にしたほうが◎。
使う場所はこんな感じ。
目じりのシミにもピンポイントで乗せていますが、やっぱり小さくて濃いしみにはペンシルかもっと硬いタイプを別で買ったほうがいいかも。
YSLは唇の輪郭全体ぐるっと使って明るくしたりしますが、こちらは口角のくすみを飛ばす程度にしています。
(ヘタするとガッツリ塗った感が出るからね)
主に目の下のクマカバー用です。
ごく少量でOKなので、取り出しすぎに注意です。
資生堂 パーフェクトカバーファンデーションPS
資生堂 パーフェクトカバー ファンデーションPS
<部分用ファンデーション>SPF18・PA+
5色 25g 2,500円(税抜)
補色を混ぜると色が消えるという光の特性に着目。
赤みに対し、緑の光だけを透過させることで気になる部分を補正する部分用のファンデーションです。
赤あざや濃い褐色のシミも、厚く覆うことなく自然にカバーできます。べたつかず、ぴったりとフィット。
上からお好みのファンデーションを重ねても美しく仕上がり、紫外線からも守ります。
使う場所はこちら。
これはちょっと特殊なのですが、医療用の練りコンシーラーです。
(過去記事はこちら★)
私は赤アザカバーに使っているので、赤色を打ち消してくれるタイプを使っています。
(たしか他の色を打ち消してくれるのもあったはず)
使う人は少ないかもしれませんが、私もアザ以外に小鼻脇の赤みカバーや、あと目尻が赤くなることがあるので、気になる日はごく少量ポンポンと馴染ませています。
部分的に肌の赤みが気になる人にはオススメのコンシーラーです。
ひとつのアイテムで完全にカバーしようとしない
これはコンシーラー選びでアドバイスを頂くときによくBAさんやMAさんがおっしゃるのですが、1つのアイテムで完全にカバーしようとしないこと。
他人から見たら「そんなに気になる?」というアラでも、本人にとったら大問題。
ましてや毎日鏡を見るたびに目に入ってくるんだから、
「まだカバーし切れていない」
「ここが気になる」と思うのは仕方のないこと。
でも、1つのアイテムで完全にカバーしようとすると、たいてい厚塗りになります。
厚塗りになれば不自然だし、当然ヨレやすいし崩れやすい。
なので、たとえばファンデの後いったん濃いシミに肌より暗めのコンシーラーを仕込んで、上から明るい色みのコンシーラーを重ねるとか、ちょっと工夫してやったほうが意外とキレイにカバーできます。
一旦プロの手にゆだねてみる
コスメの中でも、セルフチョイスが一番難しいのがコンシーラーだと私は思います。
他のアイテムであれば割りと見た目が可愛いとか形状が好きとかの理由で買ったりもしますが、こればっかりはもうピンポイントで自分の悩みを解決してくれるものを探しだすほかない。
というか「なんとなくこの色だろう」では全然役に立たないのがコンシーラー。
オンラインショップで色味を見て選ぶより、とりあえず好きなカウンターで一度相談してみるのがいいと思います。
そのカウンターにぴったりなアイテムがもし見つからなかったとしても、そのアラをカバーするためのテクニックを教えてもらうことが出来るから。
色をきちんと合わせて、完全に自分の肌と同じ色に見えるようカバーするべきアラもあれば、光で飛ばしてしまうのでOKなアラもあります。
また、コンシーラーを使うよりもカバー力高めのファンデでカバーしたほうが効率がいいアラもあります。
そういうのをいろんなBAさんからアドバイスもらってみるといいと思います。
カバーの仕方がわかって、なおかつ自分にピッタリのコンシーラーが見つかったら、今度はそれをどんなツールでつけるのか(指付け、ブラシ、スポンジ、直塗り、チップなどなど)、そこまで教えてもらうとたぶん一気にコンシーラーが使いやすくなると思います。
なんだかやたらと長い記事になってしまいましたが^^;
クマだったりニキビ跡だったりシミだったり。
一人の顔にも様々な色やサイズのアラがあります。
それぞれにぴったりなコンシーラーを見つけるまでには、長い道のりかもしれませんが・・・
私もコンシーラージプシーを楽しみつつ、より自分の悩みに合ったタイプを見つけていきたいなと思います。
(なんか作文みたいな締めくくりになった!)